私が現在使用しているエギングロッド「ラグゼ EG X アルティメイト S86M-solid」について、個人レビューをしてみます。
【製品情報】 ※ラグゼＨＰから引用https://www.gamakatsu.co.jp/products/24732/
ラグゼ EGX アルティメイト S86M-solid
長さ：8.6フィート（2.59m）
重量：69g
適正エギ：2〜3.5号
（メーカー解説）
オールラウンドに使えるネオスタンダードソリッドティップモデル。高い荷重変化察知能力・反響感度性能を備え、驚異的な情報収集能力を獲得。より緻密なアプローチで攻めることが可能。深場や急潮流のポイントにも対応。
【個人的所感】
「反響感度バツグンの激軽ロッド」
★長所★
①反響感度が凄く、イカのアタリなどエギの状況が分かりやすい
イカパンチは「ブルンッ！」、岩やコンクリの着底は「コツンッ！」、フケあたりは「フッ！」といった感じで、アタリがとても分かりやすいです。（初めはイカパンチのアタリを魚と勘違いしていました）
テンションフォールが前提ですが、自分でアタリを取りに行き、自分で釣った感覚が強く得られるため癖になりました。
前ロッドの「エメラルダスair ags711m-s」も86gと軽量で感度は良かったですが、アルティメイトの方が明らかに違いが分かります。（体感は5倍以上!?）
荷重変化については、ロッド全体が固めのため、潮が効いている状況でワイン持ちすると竿全体が持っていかれてしまうので、適度にティップを曲げながら待つドリフト釣法などは向いていない感じです。そのような場合は、フリーフォールにするか、手首で竿の角度を固定し強めのテンションフォールにして対応しています。
ただし、じわっとイカが引いていくアタリや潮の変化、エギに追随する時のフワフワ感など微妙な荷重変化は分かりやすいです。
②業界イチ軽量
本体自重が69gと業界でも群を抜いて最軽量なので、長時間シャクリ続けても疲れないです。
リリース時期や長さが異なりますが、他社製品で最も近そうな「ストイスト RT 84M」の自重でも84gなので脅威だと思います。
ただし、23エアリティ(LT2500s)を併せて使用した場合は、それなりに手首への負担がかかりました。ドラグを緩めにすれば改善出来ますが、高弾性を活かしたキビキビアクションが出来なくなります。
最近、私は22ステラ(2500S)を主にセットで使用しています。総重量は20gほど増加しますが、シャクリ感など全体のバランスがとても良いです。（YouTubeの製品動画を見たら、22ステラの3000番を使用されていたので、それに合わせて作成されたのかも知れません。推測ですが。）
※ステラの方がドラグが滑らかなのか、同じドラグ値の場合、エアリティよりもステラの方が手首の負担感がありません。ただし、感度はエアリティに分があります。
軽量化によるもう一つの長所として、小イカ(300g程度)でもダイレクト感があり、引きを楽しめました。曲げるロッドでは無いので、引きの楽しみは少ないかなと想像していましたが、嬉しい誤算でした。
※イカジェット時は、ロッドで仕事をさせるよりもドラグでいなす必要あり。
▲短所▲
①入手困難
正式な発売日がよく分かりませんが、2023年秋に発売されたようです。しかし、業界最軽量・ハイスペック仕様に対し定価6万円台と他メーカーと比べて破格の価格設定のためか、需要高で市場にほとんど出回っていません。このような状況も含めて「ネオスタンダード」となっていますね。
※私は近所の釣り具屋で、他のお客さんが購入予定でキープしていたものがキャンセルとなりゲット出来ました。
77ML+も欲しくなってしまったので、もどかしい状況です。
価格自体は高価ですが、他社のハイエンドロッドと比較した場合、コスパ高めかと思います。
②他のロッドが重く感じる
前ロッドの「エメラルダスair ags711m-s」も軽量でしたが、圧倒的にアルティメイトの方が軽いため、他のロッドが重く感じてしまいます。
メリットとデメリットは表裏一体なので仕方ありません。
【総評】
・感度抜群！
・軽量でダイレクト感もあり楽しい！
⇒疲労感減×楽しさ×釣果アップ＝アルティメイト！
【実釣】
2023年11月下旬（ロッド購入日に墨付け完了）
・400～600gのアオリ×6杯（約2時間の実釣）
・追い風平均10m/sと結構吹いてましたが、テンションフォール強めでアタリが良く取れました
2023年12月上旬
・1.2kgのアオリ(実釣約3時間、写真無しですが500g程度も3杯♪)
・元気良くイカジェット連射してくれて楽しめました
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